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                 ▲▲▲大雪山・旭岳(2290m)▲▲▲          2007/09/29
 日本一早い紅葉雪景色を見たくて…
 
 旭岳温泉7:10・・・旭岳ロープウェイ山麓駅7:30−・−7:40姿見駅7:50・・・8:20姿見の池8:30・・・10:40旭岳山頂11:20・・・12:30姿見の池12:35・・・地獄谷展望台・・・13:20姿見駅13:45ー・−13:50山麓駅
 
登山前日は旭岳温泉泊。
宿に車をおいたまま午前7時過ぎに出発。
5分と掛からないロープウェイ乗り場までの間に見える山の頂きは
白くなっている。
昨夜の内に積雪となったようだ。それだけで気分が高揚する。

ロープウェイの始発(6:00)を待たず、早朝に山麓駅横の登山道を行く人たちもいる為か駐車場はすでに半分以上、埋まっていた。

  
ロープウェイで姿見駅へ。ダケカンバやナナカマドで足元は秋色。
  
姿見駅を出ると、山に向かって姿見の池まで周遊するコースが3コース。直行コースを行く。
暫く行ったところで三脚を立てた熟年の写真家さんの列に行く手を塞がれる。^^;
聞けば京都からの撮影隊。暫く待ってから横を通過。
遊歩道周辺(旭平)は、花の時季は過ぎ
草もみじに染まっている。
  
  雪で登頂は無理だろうと思っていたので、のんびり周遊して景色を楽しもうと、えらくゆっくりペースで姿見の池に着く。
一般観光客同様、記念撮影をしたり池周辺の景色を眺め・・・
「さて、どうしようか・・・」
せっかくなので「あの小高いところまで登ってみようか・・・」
殆どの観光客がここで引き返すのを尻目に右に進むと登山道だ。
「入林届」の木箱が設置されていた。一応、名前と時間を書く。
”入山届”とか”登山届”は知っているけれど、入林届は初めて。

午前8:30、登山開始。
  ゴロゴロの石ころだらけの登山道を登る。

火山礫と火山灰、更には急坂の連続。

見上げると小高いところが見える。
雪山の準備はしていないので、山頂までは登れないだろうから
とりあえず、あの場所まで登ってみよう・・・
  登山道の分かりにくい箇所は、石に書かれた黄色の○や線に従ってジグザグに登る。
ナンダカンダ言いながら、1930m付近まで登ってきた。

それにしても、
目標にした地点に着く度に、前方に区切りのよさそうな小高い場所が見える。
まだ雪はない。
「今度こそあの地点まで・・・」結局、その繰り返し。


ガスの流れが速く、
晴れ間に見える雪景色が疲れを感じさせない。

 
あそこまで登れば雪に触れられるかも…
どうやらそこで引き返す人もいるようだ。

眼下に広がる高根ケ原の高原大地。
足元に雪が出始めた。
  
やがて本格的な雪の登山道(9合目)になり、下りてきた単独女性に雪の状況を聞き、登っても大丈夫そうなので、ここで登頂を決意。
金庫岩と呼ばれる四角い巨岩から急に左に折れ、ゆっくりと右に回るようにひと頑張りすれば山頂。
  

そして、ついに
山頂・・・。
10:40、ゆっくりペースで2時間10分。

上手い具合にガスの切れ間で、いきなり大雪山系の真っ白な峰々が目に飛び込んできた。
山頂にいる登山者たち全員が感動の声を上げた。

 
ガスの流れが速く、見えたり、見えなかったり・・・刻一刻と変わる景色に飽きることなく、
北海道一高い山の頂きに立っている実感を味わい、至福の時を過ごした。

南国育ちにとっては雪山を登るなんて貴重な体験はそうそう出来ない。
雪質が良いのか、あまり滑るような感じもなく・・・。
下山時に使用した簡易滑り止め「ユキダス」が良かったのか・・・。
時折、ズボズボと靴が埋まることがあったが無事に下山。
とは言え、積雪量が少ない時期だったからこそであって、もう少し雪が多くなれば装備も必要だ。
忘れられない山行になった。

駐車場・・・有料、無料有り(旭岳ロープウェイ乗り場周辺)
宿泊・・・旭岳温泉(ホテル、旅館、ユース、山小屋など)

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旭岳山頂からの眺望
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