銅山越

愛媛県　　　　　　　　▲▲▲銅山越（１２９４ｍ）▲▲▲　　　　　　　０５．０６．０４
ツガザクラとアカモノを求めて
松山道・新居浜ＩＣ－（Ｒ１１～県道４７号経由、約３０分）－日浦登山口9:10－（50分＋10分）－ダイヤモンド水（10分休憩、トイレ有り）－（10分）－三叉路－（15分）－三叉路－（10分）－大山積神社跡（10分休憩）－（10分）－蘭塔婆－（15分＋10分）－11:55銅山越－（15分＋15分）－分岐（20分昼食、これより下山）12:45 －（15分）－銅山越－（20分）－歓喜坑－（20分）－三叉路－（10分）－ダイヤモンド水－（40分）－15:00登山口－富郷ダム－（Ｒ３１９経由、約５０分）－松山道・三島川之江ＩＣ　　（＋は撮影時間）
ツガザクラとアカモノを求めて愛媛県・銅山越を目指すことにした。その先にはアケボノツツジで知られる赤石山系・西赤石山があり、そのアケボノツツジを見に赤石山系を縦走した知人からツガザクラとアカモノも咲いていると情報を得たのが２週間前。もう終わっているかもしれないなぁ～と諦め半分、期待半分で出掛けた。
日浦登山口の駐車スペース	新居浜より別子ダムを過ぎたところから左折し、銅山の里から登る予定だったが、土砂崩れで道路が崩壊し通行止めの為、結局、大抵の人が登り口とする日浦登山口より登ることにした。午前９時、すでに駐車場には１０数台の車が停まっている。身支度を整え、スタート。
旧別子銅山開発当時の模様を偲ぶレンガ塀（接待館跡）	登山道は旧別子銅山跡地で、数多くの遺跡が点在する歴史道（昔は牛車道だった）で、銅山川の支流、足谷川に沿って緩やかに登ると当時の名残りの朱いレンガ塀が新緑の中に見えてくる。それらの遺跡物には一つ一つ丁寧な説明板が立てられている。この辺りからアカモノが左に右に帯のように続く。いつもの如くカメラ片手に歩が進まない。
ダイヤモンド水がある広場	約５０分でダイヤモンド水のある広場に着く。飲料水としても問題はなく喉を潤すには丁度良い。トイレも設置されており、休憩ポイントだ。１０分程休憩。（トイレにはハエやハチがいっぱいで使用するのは止めた。月２回、掃除をしている旨が書かれていて頭が下がる。）
	ダイヤモンド水を過ぎると道が２つに分かれるがどっちに行っても６０分と標示されていたので、とりあえず左に進む。
	登山道にはかつて鉱山で働く人や生活のための物資を運ぶためにつけられた橋が各所にある。ダイヤモンド水を過ぎた辺りから急坂が続く。
登り始めて約２時間４５分、やっと銅山越に着く。
銅山越の砂礫地	保護ロープ峠一帯は広く、日本南限、四国では唯一のツガザクラの群落があり、保護のためロープが張られている。半分諦めていたけれどしっかりと咲いていてくれた。ガスが出てきてたので下山しようかと思ったものの「ここまで来て・・・」という思いが強く、西赤石山に向かった。
ツガザクラ　　　花は似ていますが葉っぱが違います！	アカモノ
	銅山越より西赤石山に向け、５分も登ればツガザクラの群落が見事な場所があり、思わず足を止める。
西赤石山がガスの切れ間から姿を現す。	西赤石山が目前。５月中旬頃ならアケボノツツジで山の斜面がピンクに染まる。次に登る機会があれば、その時季に来たい。ちょっとしたピークのような広場があったのでおにぎりをほうばる。遠くの方で雷が鳴り出した。「どうする？」主人←ピークには拘らないタイプ「う～ん・・・」私←出来ればピークを踏みたいタイプ。ガスの切れ間に山頂が見え隠れする。 ←画面中央の登山道に下山者がいる。その下山者を待って山頂までの時間を聞いてみると「１時間ほどです。」とのこと。雷を気にしながらも、行ける所まで登ってみようということに。ところが・・・。
銅山峰ヒュッテからの交差点	登山道は一度坂を下り、上り返す形に伸びている。下りかけたその時、ズキッ！痛い！右膝の両サイドが曲げるたびに痛い！（まただ！）どうも最近、下りになると右膝が痛む。この後も下山が待っている。雷も相変わらずゴロゴロ鳴っている。結局、銅山峰ヒュッテ方面からの交差点で引き返すことにした。下山時は銅山越からダイヤモンド水まで上りとは逆のコースを下りてきた。こちらの方が時間的に短かったようだ。
ここまで登ってきたら西赤石山までと思ったけれど、天候不良で山頂までは登れなかった。でも、当初から手前の銅山越のツガザクラとアカモノの群生を見ることだったので、その花の時季に行き合わせることが出来、何とも贅沢な気持ちで満足の山行となった。帰りはドライブがてら、富郷ダム（Ｒ３１９経由）を見て回った。
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