徳島県木屋平村、那賀町(旧木沢村) ▲▲▲   樫戸丸(かしどまる)1565.7m  ▲▲▲   07.07.03
 天女の花”オオヤマレンゲ”に会いに〜
自宅10:00―(R55〜R195)―出合―(R193)―沢谷橋―(釜ヶ谷峡)―林道入口―ファガスの森12:05〜12:15―風の広場12:25〜12:35・・・
樫戸丸14:00〜14:10・・・風の広場16:00〜16:15
―川成峠―(林道木屋平木沢線)―川成集落―沢谷橋―出合―自宅18:50
朝8時頃まで降っていた雨がやんで陽が差しはじめた。(山の方は霞んでいるけれどどうなんだろう・・・。)
足下は悪いかも知れないし、今からでは午後からの山歩きになる。それでも”思い立ったが吉日”、午前10時、とりあえず出発。
我が家の山歩きはいつもこんな調子。
 
「風の広場」 ※下山時に撮影したためガスが出ている。
R55よりR195に入り那賀川沿いに山へ向かって行く。
沢谷橋から右へ釜ヶ谷峡を経て、左に折り返すように剣山スーパー林道に入り、「ファガスの森・高城」に立ち寄る。
剣山スーパー林道の中間地点付近にある施設で、レストランやバンガローなどがあり、キャンプ場にもなっている。
途中にトイレはなく、林道を走るときは常にここでトイレ休憩をとる。
そこから林道最高地点(1500m)「徳島のヘソ」を過ぎ、
12時25分「風の広場」に着く。名前の通り風が吹く広い草原だ。
だだっぴろい広場に車なし、ちょっと寂しい・・・。
  風の広場の右手奥まで入り、登山口横に車を止める。
おにぎりを一個食べ、軽く腹ごしらえをして
12時35分、ようやくリュックを背負い歩き始める。
この時期、多くの人がオオヤマレンゲ目当てにこの山に入るので
表示がなくても登り口はすぐ分かった。
 
これはスゴイ!!四国附子(トリカブト)の群生
花が咲く秋に来てみたい。
 
  「ウスバシロチョウ」

「フタリシズカ」

「ヤブウツギ」

「バイケイソウ」
植物や小さな生き物たちに目がとまる。

キョロキョロしながら歩いていると、先を歩いていた主人が
「ソゥ〜っと来(き)いよ。」と言う。
 も、もしや!! まさしくマムシだった。
私は姿を確認しなかったけれど、通り過ぎてから聞かされた。
登山道から2mほど離れた場所で動かずいたらしい。
夏場の暖かい地方の低山歩きはそんな危険を伴っているから注意しなければならない。
 

この大群落はテンニンソウだろうか・・・
だとすれば、花の時季はさぞかし見応えがあるだろうなぁ。
などと思いながらも、先ほどのヘビ事件で、
葉っぱが覆い被さって見えない登山道の足下が気になる。
深夜は大雨だったらしく、乾ききっていない登山道ではなおさら・・・;

ガスが出始めた。一瞬のうちに辺りは白くなる。

 
山頂かと思わせる小高いところを過ぎ、しばらく進むと左に道が分かれていた。
道がハッキリしない。目印もなく判断できない。
とりあえず、この上が山頂なら近道で直登りしようと這い登る。
結果、山頂ではなく大きな岩があり腰を下ろしたついでに遅い昼食をとる。
見晴台のようで、晴れていればさぞかし遠くまで・・・
しかし、、、今日は真っ白。
 そして、13時50分山頂〜 
   
山頂は下草の手入れが行き届いて広いが、木々に囲まれ遠望はなく5分位滞在し
 目当てのオオヤマレンゲを探して…
山頂手前にあった大きな岩の巻き道の方に下りてみる。
あった!! 
 
「オオヤマレンゲ」モクレン科
     
  白い靄の中にポッと浮かび上がるように咲く純白の花は、
清楚で、天女の花との喩え通り。
視界が良くないことが、趣のある雰囲気を醸し出していた。

近年、どこの山も鹿やイノシシの食害が多く、
おまけに人の害も頻繁に見られ、花の周囲に保護柵が取りつけられていた。

自然の中には不釣合いでも、守るためには仕方ないのかな・・・。 

柵のまわりをグルグル…
20〜30分は鑑賞しただろうか…下山を開始。
   登山道に一面白い花。見上げるとエゴノキが咲いている。
見ている間にも風に誘われ、
苔むした石や枯れ木の上にヒラリヒラリと舞い降りる。
ここでも数10分・・・^^;


「エゴノキ」
花びらが散るのではなく花全体がポトリと落ちる。
天気もイマイチで午後から山に入るという強行ながら収穫の多い山歩きとなり
満足の中、すぐ下に林道が見えるところまで下りてきた。
そして、
15時50分下山
風の広場には我が家の愛車がポツンと一台・・・靄はどんどん広がっている。
早く林道から下りなければ・・・。


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駐車場  風の広場(トイレなし)
トイレ   ファガスの森「高城」
       ・レストラン ・キャンプ場
温泉    四季美谷温泉

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