岐阜県 ▲▲▲乗鞍・剣ヶ峰(3023m)▲▲▲ 2005.09.20 | |
青い空と周辺の峰々の雄大さを再び見てみたくて… | |
<9月19日> 自宅15:00−−鳴門IC==17:30西宮名塩SA17:40==19:25養老SA20:50==22:20高山西IC−(R158) −23:00ほうのき平バス乗り場・・・泊 <9月20日> ほうのき平バス乗り場4:00−(乗鞍スカイライン)−4:45畳平5:00・・・6:45剣ヶ峰山頂7:00・・・8:40畳平10:00−(乗鞍スカイライン)−11:00ほうのき平−霧が峰へ |
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「ご来光」・・・肩ノ小屋を少し登った付近より |
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9月19日23:00、ほうのき平バス乗り場駐車場着。先客車1台。 人の気配がないが、すでに就寝中かも知れないので、静かに後部座席を折りたたみ敷物を広げ、明朝に備えて0:00ごろには就寝。 午前3時、目覚める。車の台数が5〜6台に増えている。 夜空には星が煌いている。 どうやらお天気は大丈夫そうだ。 始発までまだ1時間ある。 もう少し横になっていよう。 思い起こせば・・・ 昨年10月19日、積雪でスカイラインが通行止めになり、2日間の粘りも空しく乗鞍入りが出来なかった。 その2年前の夏(一般車輌乗り入れ最後の年)には、渋滞の為にスカイライン入口で規制され2時間待ち。 時間的なこともあり渋々Uターン。悔しい思いをした。 9月20日午前4時、同じようにバス待ちをしていた車から降りてきた人たちは意外と軽装。どうやら畳平までの観光客のようだ。 それよりも、さっきまで見えていた星の数が少なくなっているのが気掛かり。 「ご来光バス」は真っ暗闇のスカイラインを走る。 当然、辺りの景色は全く見えない。 そして畳平。 星はもう全く見えない。(・・・。) 懐中電灯をリュックから取り出し、足元を照らしながらいよいよ山歩き開始。 |
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暗闇の中、お花畑を通過し道しるべを懐中電灯の明かりで確認しながら行く。 富士見岳(2817m)下には10分で登れると表記してあるが、 帰りに登ることにして、まずは最高峰目指して進む。 右手に国立天文台コロナ観測所の白いドームが やっと白み始めた山の稜線の上に薄っすらと見える。 目前には肩ノ小屋、右上に東大宇宙線観測所があり、 トイレも設置されているが夜明けが近いので先を急ぐ。 肩ノ小屋を過ぎ少し登った辺りで夜明けを迎える。 日が昇る上には暑い雲が掛かっている。 それでも天気は夜明けと共に良くなってくるだろうと慰めに近い期待をする。 下にはエコーラインが薄っすらと見えているが少しガスが掛かっている。 まだ薄暗いし、下山時に撮ろうとポケットから出したデジカメを戻した。 |
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朝日に照らされた斜面 |
夜明けと共に見え始めた剣ヶ峰山頂を目指して 大小の石がゴロゴロと転がる登山道を行く。 |
蚕玉岳(2979m) 少し休憩。辺りにはガスが広がり始め、 「あの星の煌きはいったい何だったのか!」と 心の中でボヤキっ放し。 ガスの切れ間に山頂が見える。 風が強い!! |
権現池 右下には権現池が見える。 吹き飛ばされそうな横風にやや押され気味に登る。 帽子が飛びそうになるので防寒着のフードを被る。 それでも、しっかりカメラに収める。 |
ゴロゴロの石の道を登りきり 午前6時45分、剣ヶ峰山頂(3026m)〜☆ |
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剣ヶ峰山頂(3026m) |
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祠と頂上小屋(休業中)、乗鞍本宮がある。完全にガスっていて景色を楽しむことは到底無理。 細い霧雨が降りだした。 山頂だけかなと思いつつ本降りにならない内に下山することにした。 ところが、下りるほどに本降りとなり・・・とうとう雨具を着る。 そこへ雨具を着ていない女性が独り登ってくる。(大丈夫かな?)なんて人の心配したりするから、すれ違いざまにスッテンコロリン☆_@; 今度は数人の登山者グループ。 雨具をつけながら「これって雨ですか?」と聞いてくる。 「ここまで降りだすと雨でしょうね。」と答える。・・ってことは、下は降っていないのかな?と、またまた僅かな期待をする。 その気の緩みがいけなかった。 スッテンコロリン☆_☆;; 本日2度目、見事に滑る。おそらく完全に凝視されたに違いない。 運動神経の低下+体重も伴って、滑り出したらお尻だけでなく背中までつかないと止まらない。 「誰かとすれ違うたびにパフォーマンスしなくても・・・」と主人が耳打ち。「山の土産話に協力したんよ。」と小声で答える。 肩ノ小屋が開いていたので立ち寄ったものの、すぐ下山。 雨も止まないし富士見岳も登らず通過。 |
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お花畑・・・視界は殆ど無し! |
お花畑も雨でけむり、何にも見えない。 何とか足元に咲く花だけ撮影した。 2度も転んだけれど幸い怪我もなく 強いて言うなら、大きな岩に足をぶつけて膝小僧に小さなカスリ傷が 一つ。 午前8時45分、畳平。無事下山。 予定では山頂からの景色を眺め、ゆっくりと周辺を散策しながら、高山気分を満喫するつもりでいたから、コーヒーでも飲みながらちょっと粘ってお天気の回復を待って、畳平の散策だけでもと思ったのもつかの間、またも雨は土砂降りになり、結局午前中に乗鞍を後にした。 |
ほうのき平の駐車場は車の数も想像していたほどでなくガラガラ。 雨が止んで雲が上昇し乗鞍の山並みも見え始めている。 何という運の悪さ・・・こんなものです。^^; |
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「さて、これからどうする?」 とりあえず、手軽に楽しめる霧ヶ峰へと向かったのであります。 ■霧ケ峰のページはこちらから ■八島ケ原湿原 |
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<あとがき> 若かりし頃に見た青空と周辺の峰々の雄大さ美しさを再び見てみたいと願って 度々の挑戦も天候に恵まれず、運が悪いというか・・・縁が無いというか・・・。 三度の出直しでついにやってきたその時・・・途中から雨。 少し悔いが残ったけれど、そうそう甘くはないってことをつくづく痛感。 それでも登頂の満足感は味わうことができた。 またいつか記憶の中のあの素晴らしい風景に出会えることを信じて、 懲りずにまた一歩・・・と思った。 |
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