徳島県 ▲▲▲剣山(つるぎさん)1955m▲▲▲ 2008/08/02 | |
天涯の花・キレンゲショウマに魅せられて… | |
<道程> 羽ノ浦8:00-佐那河内-木屋平-見ノ越10:10~10:30-(登山リフト)-西島駅10:50・・・刀掛の松・・・(一方通行)・・・行場・・・小剣神社・・・ 刀掛の松11:50・・・(尾根道コース)・・・山頂ヒュッテ12:30~13:00・・・山頂13:10~14:00・・・ジロウギュウ分岐14:15~14:30・・・ 見晴らし台14:40~14:50・・・西島駅15:40-(登山リフト)・・・見ノ越16:00-木屋平-佐那河内-羽ノ浦 |
剱山本宮宝蔵石神社
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ジロウギュウ分岐→
お塔石、大剱神社には今回は立ち寄らず進む。
団体さんの一行が分散して追いついたり追い越されたり。
分岐やポイントに「○○ツアーこちら」とルート表示した用紙を石ころで押さえておいてあったり、電話で位置確認したり、添乗員さんも大変です。
ちょうど一休みには手頃な小屋があり、その団体さんが下りるのを見送ることにした。
しばらくして「これで全員下りました。」と電話連絡しながら若い女性添乗員さんが下りて行った。
置いてあった足下の用紙は残したまま・・・。○○ツアーとは別の団体さんたちだったのかな?
「ちゃんと最後尾から拾って片付けてくれるんだろうか…ゴミとして放置されませんように。」と、やたらその用紙が気になった。
ジロウギュウ分岐を右に折れ、遊歩道コースを下る。
賑やかな人の気配を感じたらまもなく「行場」、やがて、黄色い花が点々と目に入った。
「まだ蕾だね~。」団体のおばちゃんたちが残念そうに話している。
確かに少し早すぎたようだ。でも終盤よりは勢いがあって写真撮影にはよい。
「黄色く色付いているだけでもヨシ。」と隣り合わせたおじさんが言う。そうだそうだ^^
10分ほど下ると、右へ一方通行の表示がある。
キレンゲショウマの開花期間は一方通行。
この先の「行場」から「山頂」へ、
又は「行場」経由で「一ノ森」方面へ進まない限りは、
グルリっと回ってこの場所に戻ることになる。
キレンゲショウマの群生地は「行場」だけではなく、
ここから左下へ10mほど下りたところにもある。
すぐそこなんだけど・・・逆方向。
ルールは守らないと^^ネ。
それを見るためにも一周した方がよい。
二度見展望より剣山山頂を仰ぎ見て、次郎笈を見納める。これから先にあるお塔石も目前に聳え立っている。
登山リフト
■見ノ越駅(1420m)~西島駅(1750m)
■所要時間15分
■料金
往復 大人1800円、小人850円
片道 大人1000円、小人500円
落ち着いたところでゆっくりと西島駅へ。
広場にある茶屋西島が開店していたので、アイスクリームを買って食べる。
あとはリフトで下山するのみ。
因みに、徒歩下山の人は広場から左に下ります。
参拝登山の信者も大勢いる。
ヒュッテの食堂でうどんを注文、持参のおにぎりと合わせて昼食を摂る。
ここにはトイレもあり、山頂周辺の散策や風景を時間を掛けて楽しむことができる。
↑剱山本宮宝蔵石神社とヒュッテの間の階段を上ると
平家の馬場と呼ばれる山頂広場だ。↓
山頂ヒュッテ前
テンニンソウが群生する登山道
8月2日、午前10時10分、見ノ越着。
土曜日でもあり、少し遅めの到着で駐車場は日陰になる一階がすでに満杯のため炎天下の2階へ。
車から降りると、吹く風の爽やかなこと。
気分良く身支度をしている間も、次々に登山者がやってきて、
半分ほど空いていた2階の駐車スペースもすぐに満杯になった。団体のバス数台。
身体を動かすと、平地と同じように暑さがジワ~ッと攻撃してくる。
今回はリフトは使わないで徒歩で・・・と思っていたのに・・・
暑さにバテて、熱中症になっても困るからと、もっともらしい理由をつけてリフトへ。^^;
得意のらくらくパターンで到着した西島駅。
尾根道コースの登山口はニッコウキスゲやナンゴククガイソウで彩られている。
(上)ガスの晴れ間に見えはじめた次郎笈(ジロウギュウ)。縦走路を矢印のところまで下ります。
(下)ジロウギュウ分岐付近より振り返り見る剣山頂上。
そして、山頂。^^v
周囲は思っていたとおりガスで覆われ真っ白。
向かいに連なる次郎笈(ジロウギュウ)の山容を見たくて30分ほど待機。
その間にも登山者が行き交う賑やかさ。
クマザサ保護の為の木道を歩き山頂へ。
ひとしきり「行場」でキレンゲショウマを眺めたあと、一ノ森への分岐を左に進み古剱神社を過ぎ、一度下って登り返すともう一つの群生地。
同じく蕾の状態。咲いていればそれは見事な群生地なのだが、まぁ、そうそう上手くはいかないもの。
△
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←ジロウギュウ分岐
目当てのキレンゲショウマを見て、ガスも広がりはじめたことだし、今回は下山?
いえいえ
遠景は望めないだろうけれど、もしかしたら・・ということもあるので
とりあえず登ろう。
昨年は無かったゲートが設置されていた。
「人は通れますが、鹿は通れないゲートです。」と記してある。
そういえば張り巡らした網の幅も広くなったような気がする。
保護のためのあの手この手・・・
それでも花数が幾分減少したように思う。
さすがに人害は無くなったと信じたいけれど、鹿害は深刻です。